SAP BI を徹底比較!! おすすめツール10社の選び方(vol.14)

2021.2.16

これからSAP BIツールをご検討される方はSAP S/4HANAの新規導入とあわせてというよりも、SAP S/4HANAへの移行に向けてご検討される方が大多数かと思います。
SAP ERP向けのBIツールの種類は、導入実績を見てもとても豊富です。

そこで、本ブログでは、SAPユーザー向けBIツール10社を徹底比較し、 SAP 移行 のための BI 選定の視点も交えつつ、おすすめのBIツールをご紹介いたします。

※BI とはビジネスインテリジェンスの略です。

SAP BI の選び方とは?

SAP ECC6.0の標準サポート期限は2027年までとなっています。
まだまだ猶予期間はありそうに感じますが、 SAP S/4HANAへの移行は検討すべき事柄が多く、あっという間に期限を迎えてしまうことが懸念されます。

SAP S/4HANAへの移行方式を検討する中で、 SAPユーザーの大半が利用している SAP BI ツールはどのように選ぶべきでしょうか?
SAP
ユーザー向けBIツール10社を徹底比較し、おすすめかつ最適な SAP BI の選び方を解説します。

SAP BI 比較1 (株)電通国際情報サービス(以下ISID) Business SPECTRE

BusinessSPECTRE(ビジネススペクトル)は、 SAP ERPのモジュール別に専用テンプレートを持つツールですが、単なるBIツールではありません。
SAP ERPデータの抽出から外部DWHの構造生成/転送フロー定義までノンプログラミングで実現可能なため、ベンダーや専任のコンサルタントがいなくても簡単にSAP ERPデータを活用できることが最大の特長です。
なお専用テンプレートにはデータ抽出に必要なSAPクエリも含まれており、SAP ERPのデータをレポート化するまでのすべての工程(SAP→ETL→DWH→CUBE→REPORT)をBusinessSPECTREがワンパッケージでサポートします。

BusinessSPECTRE
SAP ECC6.0版とSAP S/4HANA版の二つがあり、移行ツールも用意されております。
そのため、従来 SAP BI であれば SAP S/4HANA 移行に再構築をしなければならないところ、Business SPECTRESAP S/4HANA移行に構築しておくことができます。
SAP ECC6.0
のサポート期限が迫る中、先行してBI移行に着手できることは納期面でも大きなメリットとなります。
140社の SAP ユーザーへの導入事例があることも安心材料のひとつです。

※参照元 https://erp.isid.co.jp/solution/sap-bi-businessspectre

SAP BI 比較2 ウイングアーク1st(株) MotionBoard

「データを集約・可視化、アクションにつなげるBIダッシュボード MotionBoard(モーションボード)」をコンセプトに、オンプレミスとクラウドサービスの2種類があります。
様々な業種のデータ活用のために2,000社以上の企業が導入し、データドリブン戦略を実現しています。
3Dアップアイテムや数10種類のチャートは豊富な機能と高い操作性を生み出しています。
生産性の高いダッシュボード作成を可能にしていると言えるでしょう。
幅広いパートナー制度や販売代理店との協力体制が充実し、導入実績が豊富です。

※参照元 https://www.wingarc.com/product/motionboard/index.html

SAP BI 比較3 Tableau Japan(株) Tableau

「誰もが使いたくなる分析環境 Tableau(タブロー)」をコンセプトに、強力でセキュアかつ柔軟なエンドツーエンドのデータ分析プラットフォームを実現しています。
データ分析の答えを引き出すために直観的に使いやすい操作性が特長です。
また100 万人以上の世界規模「Tableau コミュニティ」で交流できることを、活用するための情報共有ができます。
クラウドやオンプレミスで導入できるほか、Salesforce CRM と統合でき、AI/機械学習も実装しています。

※参照元 https://www.tableau.com/ja-jp

SAP BI 比較4 クリックテック・ジャパン(株) Qlik Sense

「データアナリティクス・プラットフォーム Qlik Sense(クリックセンス)」をコンセプトに、クエリベースの BI ツールでは見つけられない、最新のアナリティクスを体感できます。
AI 搭載のアナリティクスを活用することで、データリテラシーを備えた従業員を育成します。
マルチクラウドとオンプレミスを選択でき、デジタル変革の推進に必要な機能を利用することができます。
最近は日本での導入も広がっており、SAP 認定済みの コネクタを使用し SAPデータのBI活用が可能です。

※参照元 https://www.qlik.com/ja-jp/products/qlik-sense

 

SAP BI 比較5 SAPジャパン(株) SAP Analytics Cloud

BI、拡張分析、予測分析、プランニング機能が統合されたクラウドサービスが、SAP Analytics CloudSAPアナリティクスクラウド、略称SAC(サック))です。
すべてのデバイスで一貫したユーザーエクスペリエンスが利用でき、データの発見、分析、計画、予測が実行できます。
ビジネスプロセスに沿って、組織全体のデータを探索し、直感的にアナリティクスを使用しながら意思決定することができます。SAP S/4HANAとシームレスに連携できることが大きなポイントです。

※参照元 https://www.sap.com/japan/products/cloud-analytics.html

SAP BI 比較6 日本アイ・ビー・エム(株) IBM Cognos Analytics

IBM Cognos Analytic(IBMコグノスアナリティクス)はディスカバリーから運用開始までの分析サイクルをサポートする、AI採用のビジネス・インテリジェンス・プラットフォームです。
インタラクティブなダッシュボードで魅力的なレポートを作成し、AIでデータを自動的に解釈し発見や調査を行うことができます。
グローバルに導入されたSAPユーザーは、安心できるベンダーから、信頼性の高いBIが導入できることは、大きなメリットでしょう。

※参照元 https://www.ibm.com/jp-ja/products/cognos-analytics

SAP BI 比較7 SAS Institute Japan(株)SAS Visual Analytics

SAS Visual Analytics(SASヴィジュアルアナリティクス)は、統合インメモリ環境により、セルフサービス型のレポートを作成し、ビジュアルなデータ探索ができるアナリティクス・プラットフォームです。
対話操作型のレポーティングとダッシュボードを持ち、モバイル対応や地図空間マップと連携も可能です。
インメモリ・プラットフォームへのデータの読み込みや集計が強みと言えるでしょう。
SAPユーザーのBI導入実績も多数あり、国際的な SAP BI として利用されています。

※参照元 https://www.sas.com/ja_jp/software/visual-analytics.html

SAP BI 比較8 (株)ウイングアーク1st(株)Dr.Sum

「データドリブンを実現するデータ基盤ソリューション Dr.Sum(ドクターサム)をコンセプトに、ビジネス戦略の意思決定を迅速に支援しています。
社内のあらゆるデータを収集・蓄積することにより、全社で利用できるBIプラットフォームを構築できることが特長です。
超高速でデータを集計でき、専門的な知識がなくとも利用できます。
Dr.Sum製品一覧にある様々なアプリケーションが連携可能であり、多くのお客様に導入されているロングセラー製品です。
SAPユーザーの生産業務や経理業務データ、営業情報分析のための導入実績もあり、ビックデータ活用のBIとしても利用されています。

※参照元 https://www.wingarc.com/product/dr_sum/index.html

SAP BI 比較9 SAPジャパン(株) SAP BusinessObjects Business Intelligence

SAP BusinessObjects Business Intelligence(SAP ビジネスオブジェクト ビジネスインテリジェンス、略称:BO(ビーオー))は、データのレポーティングやビジュアル化を実現し、共有機能が一元化されたスイート型の製品です。
BI製品としての歴史は古く、オンプレミスで導入が可能で、シンプルでパーソナライズされた情報を利用することができます。もちろん、SAP HANA と接続し、リアルタイムアナリティクス機能を強化することができます。

※参照元 https://www.sap.com/japan/products/bi-platform.html

SAP BI 比較10 日本マイクロソフト(株) Microsoft Power BI

Microsoft Power BI(マイクロソフト パワーBI)はチームの全員が最新のデータ分析を活用し意思決定でき、データに基づいた企業文化を作ることを目標にしています。
マイクロソフト製品(Office365OfficeEXCEL)との親和性の高さや、Azure 機能の Azure Synapse Analytics 等を使用して、大規模な分析情報を提供してくれます。
世界中の多くのマイクロソフトパートナーが SAP BI 構築をサポートしてくれることは非常に心強い体制だと言えます。
日本国内にはSAP専用テンプレートをリリースしているベンダーも存在します。

※参照元 https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/

まとめ

今回は代表的な SAP BI ツールをご紹介いたしました。

SAP S/4HANAへの移行に向けて BI ツールを検討されている SAP ユーザーの皆様には、少なからず過去のBI構築における失敗経験をお持ちではないかと思います。
同じ失敗を繰り返さないためには、ベンダーやコンサルタントに頼り切りにならず、 SAP ユーザー側が主体となって構築可能で、簡単にレポーティングができるBIツールを選ぶべきです。

SAP S/4HANA移行に向け、事前にBIツールを移行でき、短期間でご利用開始いただける SAP BI ツールとして、ISID社のBusiness SPECTRE(ビジネススペクトル)がおすすめです。
理由は、 SAP S/4HANA移行時の負荷軽減にも活用できるSAP専用テンプレートを持つBIツールだからです。
また 、BI改修時にノンプログラミングで開発が可能なため、 SAP ユーザーがスピーディにシステム変更が可能であることも理由です。
様々な SAP BI ツールを比較検討しながら、 SAP 移行の詳しい情報も集めてみてはいかがでしょうか。

本記事は202121日の情報を基に作成しています。 SAP 移行サービスに関する詳しいお問い合わせは、各 SAP 移行ベンダーのサイトからお問い合わせください。